東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画

9,900(税込)

東洲斎写楽の役者絵(大首絵)の小型復刻版。
写楽の独特な筆致と色彩、特徴的な誇張表現がよく表れており、江戸時代の代表的な浮世絵の一つとして高く評価されている作品です。

本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。

商品コード
000000000282
在庫状況
○ 在庫あり
個数
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
  • 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画の詳細

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画

版三オリジナルの小型版。小型ながらも、東洲斎写楽の名作を江戸時代から伝承された彫りと摺りの匠の技術によって一枚一枚手作りで制作。 当時と変わらない美しい色彩と温かみのある風合いが再現された浮世絵木版画を版三が厳選した特製の額に入れてお届けいたします。

江戸時代の代表的な浮世絵の一つで、写楽の作品の中でも特に有名な役者絵です。 奴(やっこ)と呼ばれる下働きの役を演じる二代目大谷鬼次の姿を描いており、力強いポーズや表情の誇張で悪役の存在感を際立たせ、劇中の緊張感や迫力を巧みに表現しています。

写楽の独特な筆致と色彩、特徴的な誇張表現がよく現れてている作品。江戸時代の歌舞伎と浮世絵の魅力を象徴するものとしても高く評価され、西洋美術にも大きなインスピレーションを与えました。

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画を飾ったイメージ写真

東洲斎写楽(Toshusai Sharaku)

東洲斎写楽

江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、浮世絵史に残る「謎の絵師」として知られています。
出自や経歴は一切不明の無名の画家でありながら、1794年(寛政6年)5月、江戸の人気版元・蔦屋重三郎の元で、歌舞伎役者の半身像を描いた「大首絵」を一挙に28図発表。
その作品は、顔の大きな表現や手の小ささ、きりっと結ばれた口元など独特のスタイルが特徴で、代表作「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」などで知られています。その後、わずか10か月の間に140点以上の浮世絵を制作しましたが、突如として姿を消しました。現在でも、写楽の作品は高い評価を受け、北斎、広重、歌麿と並ぶ四大浮世絵師の一人に数えられています。

全て手作業で1枚1枚作られる江戸伝承・浮世絵木版画の制作工程

この浮世絵木版画は、江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。

江戸時代より師弟関係で紡いできた職人たちの「彫り」「摺り」の匠の技によって
人間国宝の岩野市兵衛が漉く最高級の和紙「越前生漉奉書」に
一枚一枚、すべてを手作業で制作する浮世絵木版画になります。

  • 01.下絵
  • 02.本絵
  • 03.彫り
  • 04.摺り
  • 05.額装

01下絵

下絵を描いているイメージ写真

版元(版三のプロデューサー)は浮世絵木版画の企画を立て、絵師と共に題材やキャラクター、構図を考えます。

絵師はこのイメージに基づいて、最初にラフ(下絵)を描き、版元と意見を交わしながら修正を繰り返して納得のいく下絵を完成させていきます。

下絵だけで何十枚、何十種類もの絵を描くこともあり、皆が納得いくまで修正を繰り返し下絵を完成させます。

02本絵

本絵を描いているイメージ写真

本絵では、絵師が下絵から全体の色の校正や要素の詳細、線の一本一本まで細部にわたって描き込みます。

最近はパソコンを使用して描くことも多く、下絵と同様に、版元と意見を交わしながら納得するまで何度も修正を繰り返します。

最終的に構図や色が確定したら、彫りや摺りの工程のために色の数や色の重なり方、線の太さなどを整え本絵と共に版下絵が完成します。
本絵でも、1本の線の書き直しや位置の調整、色の濃淡の違いなどの調整を幾度となく繰り返し完成させます。

03彫り

彫師による実際の彫り作業

多色刷りの浮世絵木版画の制作は本絵の色数ごとに木版を分けて制作しますので、絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければなりません。
浮世絵は細かい線や模様が特徴であり、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、彫りの作業には高い精度が求められます。

木版は主に桜の木が使われますが、木の質や硬さによって難しさも異なり、本絵に忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行います。 このように繊細に作られた版木は何千回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵木版画はすべてが限定生産となっています。

04摺り

摺師による実際の摺り作業

人間国宝の作り出した和紙に、丁寧に一色一色を摺り重ねていく作業です。
各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように見当(版木上に彫られた溝)に紙を置いて数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。

さらに馬連という道具で紙に摺る際にも、絵に1ミリのズレも生じさないように均一に圧力をかける熟練の技が必要となります。 また、色合いは実際に摺ってみないと分からないため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

05額装

浮世絵木版画の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。
作品が美しく見えるようにバランスを考えて、数十種類のフレームとマットの中から何パターンも組み合わせを行い最適なものを選び抜きます。

高級感があり、コストとのバランスも考えながら、絵に最適なフレームとマットを使用することで、一つの作品として完成させます。

実際の浮世絵作成の風景(甲州石班澤Ver.)

実際に浮世絵工房の職人たちの、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 甲州石班澤」の作成風景をご確認いただけます。
彫り、摺り、和紙の制作工程だけでなく職人たちのこだわりなどを語ったインタビューもご確認いただけます。

この商品の詳細と素材やサイズ

商品名東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」小型・ミニ浮世絵木版画
商品内容浮世絵木版画、専用額
お届け順次発送
サイズ(絵)縦15.0cm × 横10.0cm
サイズ(額)縦28.0cm × 横22.8cm
素材(絵)越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛)
素材(額)額:木製、表面:アクリル
技法江戸伝承手摺手彫木版画作品

版三の浮世絵木版画の特徴

版三が作る浮世絵木版画だけの特徴があります。
他とは違う、版元である浮世絵工房の木版画だからできる違いをご紹介します。

越前和紙 生漉奉書紙

越前和紙 生漉奉書紙

上質な楮(こうぞ)100%でつくられており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えています。

手彫り・手摺り木版画

手彫り・手摺り木版画

木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りで、木板の表面に僅か1mmという世界で線を浮かび上がらせ一色ごとに手摺りで和紙に色付けていく伝統的な印刷技法により仕上げられています。

技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
彫師・摺師の木版画制作技術は国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。

浮世絵専用の額装

浮世絵専用の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と縦横比が異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。 より作品が美しく見えることを考慮し、版三がオーダーした高級感ある額縁に入れてお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。

商品レビュー

この商品のレビューはまだありません

レビューを書く

この商品に関連した商品