江戸の中心である日本橋の冬の朝の情景を描いた作品で、雪景色の静寂さと、江戸の町の活気が共存する情景が印象的。
日本橋の手前から奥へと続く街並みが見渡せる構図には遠近法が巧みに用いられており、橋の上を行き交う人々や、川沿いの店や家々が小さく描かれることで、画面に奥行きが生まれています。
また、中央には冬の澄んだ空に浮かぶ富士山がそびえ、江戸の象徴的な風景を構成しています。 さらに、雪を紙の白地を活かして表現し、屋根や道に積もる雪の質感を見事に描き出しているのも特徴。
職人が作る人気コラボとの浮世絵木版画
19,800円(税込)
歌川広重の風景画シリーズ・名所江戸百景より、日本橋の雪景色を描いた「日本橋雪晴」の復刻版。 遠近法を巧みに用いた奥行きのある構図が印象的で、江戸の冬の風情が美しく表現された作品です。
本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
商品タイプ
江戸の中心である日本橋の冬の朝の情景を描いた作品で、雪景色の静寂さと、江戸の町の活気が共存する情景が印象的。
日本橋の手前から奥へと続く街並みが見渡せる構図には遠近法が巧みに用いられており、橋の上を行き交う人々や、川沿いの店や家々が小さく描かれることで、画面に奥行きが生まれています。
また、中央には冬の澄んだ空に浮かぶ富士山がそびえ、江戸の象徴的な風景を構成しています。 さらに、雪を紙の白地を活かして表現し、屋根や道に積もる雪の質感を見事に描き出しているのも特徴。
空の色には鮮やかなベロ藍が用いられ、夜明けから朝へと移り変わる様子が美しく表現されています。
江戸の冬の風情を詩情豊かに描いた本作はシリーズの中でも特に人気の高い一枚で、日本橋という江戸の象徴的な場所を舞台にした名作として高く評価されています。
江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「名所江戸百景」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。
江戸後期の浮世絵師・歌川広重による風景画シリーズ。 広重の浮世絵師人生の集大成とも言える作品で、広重による作品118図と弟子による作品を含めて全120図で構成されています。 江戸の名所や景観を春夏秋冬や朝昼晩の時間帯に応じて変化する風景として捉え、当時の江戸の人々の暮らしもリアルに描写しています。 大胆なトリミングや遠近法、ズームアップや鳥瞰図など、バラエティに富んだ構図も大きな魅力。また、多色刷りの技術を活かし、ベロ藍など当時の最新の染料を用いることで、鮮やかな青や緑を表現しています。 このシリーズはゴッホやモネなどの印象派の画家たちに強いインスピレーションを与えました。
この浮世絵木版画は、江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。
江戸時代より師弟関係で紡いできた職人たちの「彫り」「摺り」の匠の技によって
人間国宝の岩野市兵衛が漉く最高級の和紙「越前生漉奉書」に
一枚一枚、すべてを手作業で制作する浮世絵木版画になります。
実際に浮世絵工房の職人たちの、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の作成風景をご確認いただけます。
彫り、摺り、和紙の制作工程だけでなく職人たちのこだわりなどを語ったインタビューもご確認いただけます。
クリックすると拡大写真がご確認頂けます。
色味などはモニタ等によって少し異なる場合がございますのでご了承ください。
飾った写真ははめ込み合成のサンプルイメージ画像になります。
商品名 | 歌川広重「名所江戸百景 日本橋雪晴」浮世絵木版画 |
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商品内容 | 浮世絵木版画、専用額(希望者のみ) |
お届け | 順次発送 |
サイズ(絵) | 縦34.0cm × 横22.0cm |
サイズ(額) | 縦51.0cm × 横35.0cm |
素材(絵) | 越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛) |
素材(額) | 額:木製、表面:アクリル |
技法 | 江戸伝承手摺手彫木版画作品 |
版三が作る浮世絵木版画だけの特徴があります。
他とは違う、版元である浮世絵工房の木版画だからできる違いをご紹介します。
上質な楮(こうぞ)100%でつくられており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えています。
木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りで、木板の表面に僅か1mmという世界で線を浮かび上がらせ一色ごとに手摺りで和紙に色付けていく伝統的な印刷技法により仕上げられています。
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
彫師・摺師の木版画制作技術は国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。
浮世絵の寸法は現代絵画と縦横比が異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。 より作品が美しく見えることを考慮し、版三がオーダーした高級感ある額縁に入れてお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。
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