ガッチャマンを江戸時代の忍者物として再構築した作品です。
謎のカラクリ(科学)技術を操り、異世界から日本征服を狙う秘密結社「伽羅狗忍者(ギャラクニンジャ)」が暗躍する時代。
将軍急死による政情の混乱の中、特命を受けた隠密組織「科学忍者隊」が結成され、歴史の裏で死闘を繰り広げます。
市井では正体を隠し、平凡な暮らしを送る科学忍者隊たち。
しかし、闇夜に怪異が蠢くとき、彼らは忍者装束に身を包み、秘密結社「伽羅狗忍者」の陰謀を阻止するため戦います。
本作では、そんな世界観の中で「大鷲の健」と「コンドルのジョー」の忍者姿を描いています。
担当浮世絵師のコメント
本作は、もしガッチャマンが江戸時代に存在したら? という仮の設定で描きました。
大鷲の健は、普段は薬問屋の身体の弱い三代目若旦那を演じています。
しかし、実際は誰よりも熱く、修行にも余念がない冷静で頼れる科学忍者隊の頭領です。
コンドルのジョーは、鍛錬を兼ねて鳶職として働く筋骨隆々の男。
外国との混血児で体格もよく、乗馬も得意。腕っぷしが強く、頼れる存在です。
対照的な二人ですが、互いを認め合うライバルでもあります。
度々衝突しながらも、ジョーは健のリーダーとしての実力を認めています。
この世界観を想像しながら、作品をお楽しみいただければ幸いです。